2016年春にルミネが新宿駅新南リアにオープンした「NEWoMan」(ニュウマン)。日本初上陸の店も含め、大人が楽しめる新スポットになっているが、もう一つ話題となったのが“エキナ力”に進出した点だ。このニュウマンが手掛けるエキナカですてきな和菓子をセレクトしたショップ「えんなり」を率いるのが細木美津子さんだ。全国各地からえりすぐりの和菓子を集め、時にはニュウマン用にパッケージをおしやれに作り直して、“ちよこっとギフト”にびったりの問品を提茱している。
おいしいのは当たり前。見た目もイマドキのキュートを追求する商品を集めるにはセンスがいるが、細木さんが姿を現した瞬間に納得がいった。想像通り、洗練された装いで、小物も厳選された「バッグのなかみ」だった。
「両手をあけておきたいから、バッグは絶対にリュック。これはBRIEFINGというブランドで3つ目です。ポケットが豊富なうえ、女性が背負ってもバランスがとれるサイズ感がちょうど良くて。2万円ぐらいで買いました」
東京の大学で学び、一度は故郷の高知に戻って、金融機関で働いた経歴を持つ。その後、やはり大好きなファッションの仕事に関わりたいとラグジュアリーブランドに転職し、販売担当として多くの顧客と接した。その経験を活かして販売以外の仕事もしたいと、11年にルミネに入社したそう。
「販売はお客さまと直接関わりますから、とても楽しい。でも、販売とはまた違ったフェーズで、お客さまに提案する今の仕事も楽しい。洋菓子におされがちですが、本当はおいしい和菓子の魅力を気軽に買えるエキナカから今は伝えたい」
販売中の商品ひとつひとつについて、目を輝かせながら丁寧に説明してくれた細木さん。商品も自分の持ち物も愛情を持って語れる人の選択眼ほど信頼に足るものはない。
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デザインと質を見極めてブランドミックス
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