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働く女性からの要望書

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拝啓安倍総理大臣
忙しく働く親にとって、PTA活動の負担は大きいもの。PTA活動に携わった経験がある3人にお集まりいただき、ブラックとの判断が多いPTFの現状と課題、そして安倍総理に求める教育の未来について議論しました。
子育て世帯においても共働きが主流となり、ここ数年で保護者の意識が急速に変わってきました。そんな中、PTAのあり方は昔と変わらず、働く母親たちの負担感を強めています。
例えば活動時間。専業主婦が比較的多い都市部では、いまだに平日日中の活動が多く、お勤めの母親たちを悩ませています。非効率な活動が多いのも辛いところです。かつて性別役割分業 がスタンダードだった時代は、PTAが家に残された妻たちの交流の場となっていましたが、いまはそんな場を求める人は少なくなりました。母親たちも父親と同様に仕事上の人間関係を持つ ようになりましたし、連絡手段も豊富にあります。みんなLINEやメールで気軽に連絡を取り合っており、わざわざ集まる必要性を感じていません。
最大の問題は、活動を強制しがちな点です。もしやりたい人だけがやる形なら、平日の日中や非効率な活動でも問題ないのです。それを「6年の間に全員必ず1度は役員をやる」「この日は必ず学校に集まる」などと強制するから、みんな困ってしまうのです。
なぜそうなるのか?原因はいくつか考えられます。①多くのPTAはそもそも加入を強制していること、②学校や教育委員会から協力を頼まれると、PTA役員である保護者も学校に子どもを預ける立場なので断れず、他の保護者に参加を強いがちなこと、③母親の間で參加強制圧力が働くこと、など。
教育委員会や文部科学省は、「PTAは保護者の私的な活動だから指導はできない」と言います。確かにそういう面もありますが、歴史的な背景を見れば、文科省の意図でいまのPTAの形が導か れたことは事実です。
PTAが任意で加入&活動する団体であることを、国からもはっきりと示す必要があります。


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